muj-saitama-editer
ミスユニバース埼玉事務局

「小石恵一郎 自己概念とフィロソフィーの根幹」(中)

3回にわたってお送りする

「小石恵一郎 自己概念とフィロソフィーの根幹」

今回はその第2弾。

人生の中での大きなターニングポイントとなったボクシングとの出会い。

そしてそこから導き出したロジックとは――。

ミスタージャパン埼玉の熱いパッションが今ここに炸裂する。

「小石恵一郎 自己概念とフィロソフィーの根幹」(上)は→コチラ

unspecifiedV6W5A6C8

 

Profile

小石恵一郎(こいしけいいちろう)

1990年5月1日生まれ

ミスタージャパン埼玉代表

北里大学卒

幼少期からスポーツに打ち込み、小学校時代はミニバスケットボール大会優勝。

目黒学院中学校進学後は、バスケットボール部のキャプテンとして活躍。

しかし怪我の影響で2年次夏に転校。

品川区立城南中学校転入後は勉強に没頭し、漢検準一級などを取得。

高校は神奈川、桐蔭学園中学高等学校進学。再びバスケットボール部へ入部。

北里大学へ進学すると活動の枠を広げ、バスケボール部・アウトドア部・水泳部・スキューバダイビング部・ボクシング部など様々なスポーツを経験。キックボクシングでは東北大会で2階級制覇を達成。また同時期にSAJスノーボード検定1級取得。大学卒業後は社会経験を1年経て独立。現在はミスタージャパン埼玉代表として活動する一方、経営者としての側面も持つなど多方面で活躍中。180cm / 70kg

 

unspecified.jpg4

 

fb

Mr.SAITAMA Facebook ページ

 

ボクシングで学んだこと

 

 

―大学の頃に始めたボクシングでいうなら、最初なんか、先輩に用紙に名前書けって言われて、頭数揃えるために書かされたのね。

そしたらグローブもはめたことなかったのに、2週間後の試合に出よう、みたくなって。「まあいいかな」っていうノリで出ることになったんだけど、試合が近づいてくるうちに相手が分かってきた。それが小比類巻貴之(元K-1選手)さんの弟子だった。

 

 

生きるための試行錯誤

 

 

―で、どうやったら俺は生きられるのだろうと思って。正直、相手を聞いたとき「殺される」って思ったから。

でも、男ってやっぱり多少なりともプライドがあるじゃん。

だから「やるなら勝ちたい」というか、「勝たなくちゃ」って思ってきて。

4つ角のあのリングの中にぽんっと放られたら法律なんて関係ないわけよ。

ルールはあるけど、法律が適用されない。だから人を殴ったから警察とか、そういうのはなくて、むしろ、人を殴って倒したら英雄になれる世界なわけで。

あのリングの中っていうのは。ものすごい世界。で、試合3日前くらいかな?熟考したんだよね。

あのリングに入れられた瞬間、俺は「タコ殴りにされて」、「血まみれ」で、「脳震とう」を起こして、「鼻」を折られ、「全身打撲」でリングを降りるのか――。

それとも、片腕をレフリーに高々と上げられて勝利コールを受けて歓喜の中、リングを降りるのか――。

どっちがいいのか真面目に考えたのね。

そしたら、「答えは後者です。」って当たり前のように答えが出た。

じゃあそこに対してどれだけ考えられるか、策っていうものを必死に考えたの。

それで必死に考えた末が、

1つは「単発で当てて、ひたすら逃げる」

2つ目が「意表を突く」だった。

 

・アウトボクシングか、トリッキーなボクシングを展開するってこと?

 

―俺はワンツーしかできない状態だったから、武器がない。

それで相手は小比類巻さんの弟子。だから普通に戦えば「死ぬ」って思って。

ワンツーだけだったけど、ボクシングのステップワークは習って、できていた。それなら絶対的に負けない体力をつけて、打って、逃げよう。このどっちかの策しかないと思って、当日を迎えた。

unspecified3V9KNKQX

 

試合当日 余裕の態度をしている相手を前にして

 

 

・相手はどんな様子だったの?

 

―向こうは、「よっしゃ、楽勝だぜ、初心者じゃん」、みたいな感じで表情が余裕なんだよね。しかも、めちゃくちゃ怖い顔。剃り込み入れて、髪の毛を「まげ」みたく結んでいて。

なんか、浅草で頭を張っていたら小比類巻さんにスカウトされた、みたいな人だったんだよね。それ聞いて、「こいつはヤバい。まじで殺される」って本当に思った。

 

・大学生の大会に出ていたんじゃないの?

 

―チャリティーマッチみたいな大会。大学選手権とかではなくて、ただ、「大学のメンバーで出ようぜ」っていう感じになって応募したら、たまたま小比類巻さんの弟子とマッチングされちゃってさ(笑)おいおいまじかよって。

 

―そうだったんだ。

 

 

「小比類巻の弟子」vs 小石、いざゴング!

 

・で、どうだったの?

 

―向こうは余裕の表情をしているけど、こっちは「絶対にこのリングを降りるときは、勝って降りよう」って心に決めていたから。しかも、圧倒的にそれ(勝算)に対しての確信があったから。

意表を突く、っていうのと、ひたすら逃げまくるっていうので。

というよりも、圧倒的な体力だよね。ボクシングのスッテプは踏めたから、それを使って逃げる。あとは集中力。意識を常に保てばパンチなんて貰わない、もし、くらったとしても意識が散漫しなければ大丈夫って本気で思っていたから。

 

・ボクシング経験なし、2週間前に始めて、ワンツーようやく覚えましたレベルなんでしょ?

 

―そうそう。

 

・よくやったね。

 

―そんな感じで、試合が始まった。

俺はサウスポー(左利き)なんだけど、最初オーソドックス(右利きの構え)で構えていたのよ。それでゴングが鳴って、相手が向かってくるんだけど、そのとき相手は分からないじゃん、オーソドックスに構えているから、俺がサウスポーって。

しかも俺、ビビッた顔をしていたし。

それで、わざと「ああぁ」って感じで右を大振りして、姿勢を崩して倒れるふりをした。

相手が油断したその瞬間、スウィッチして左を一発「ボン」だよね。そしたら思いっきり入って、ダウンしちゃって。

 

・え、ダウンしたの?

 

―みんなも「まじか!」ってなった。

でも、俺からしたら「よし!」だよね。計画通りだ、って。想像したことを実践しただけだから。でも、ダウンしたけど、相手は立ち上がったんだよね。くらくらしてたけど。

それで、どうしようかなって思ったときに取った行動がもう勝つため、プライドなんてない。そのあとの2Rをひたすら逃げるっていう手段。それで、勝った。

 

・勝ったんだ!!

12688373_676726285763459_505930511495388100_n

―向こうはダウンしているから追わないといけない。

追う側って疲れるんだよね。だから1R終わっただけなのに、インターバル中とか超バテてる。

こっちはただ逃げているだけだから、全然疲れてない。

 

・ガードして、ひたすら逃げる感じ?

 

―いや、ガードなんてしない。走って逃げてるの。

 

・なにそれ(笑)

 

―本当に走って逃げてて、コーナーに追い込まれたら転びながらスライディングみたいな。

 

・スライディングって。そこ普通、クリンチじゃないの?

 

―コーナーに追い込まれるじゃん。そしたら「やべやべ、よいしょっ!」って感じで転がって、レフリーに「スリップです」って判断にしてもらって。

勝つことにコミットしているから、そこに対してプライドとかは持たなかったんだよね。

本当に何でもする。勝つために。

それでノーガードで走って逃げて、相手が追い疲れしてきたらワンツー、ワンツー、パンパンパンって打ってまた逃げてっていう。しかも、当たるんだよね相手が疲れてるから。それで勝った。

 

 

小比類巻さんがやってきて掛けられた言葉

 

 

―そしたら、試合後に小比類巻さんが俺のところに来たのよ。

「君なんなの?ふざけた試合してたよね?」って感じで。

 

・来たって、文句言いに来た感じ?

 

―うん。それで、「すいません」って言っていたら、うちの大学の部長さんが来て、

「実は彼は初心者で、まで2週間しかボクシング歴がありません」とか説明してくれて。それを聞いた小比類巻さんが「だったら俺のジムに来い。ワンツーとかちゃんとした戦い方を教えてあげるから」って言ってくれて声掛けてくれたのが、小比類巻さんとの出会い。

それで小比類巻さんのジム行くようになって、「東北のトーナメントがあるから出てみろ」と言われたその大会で2連覇したの。

FullSizeRender

・すごい出会い。そんなことあるんだね。

 

―本当に小比類巻さんとの出会いがきっかけなんだよね。

そのときに感じたのが、”ここで自分は何をしなければいけないんだ”ってことなんだよね。

するべきことを一番明確に捉えることがどれだけ大切かって。

そして期限を設定するということ。それがスノボーにつながる。

 

 

「絶対にスノーボード検定1級を取る」

 

 

・何、スノボーって。

 

―大学卒業するまでに、絶対にスノーボード検定1級を取りたかったんだよね。

そのためには何でもするって決めていた。だから大学1年から4年のクリスマス・バレンタインはずーっと雪山生活だからね。

 

・一人で山にこもってたの?

 

―うん、ずっとゲレンデでスノボーしてた。

卒業旅行とかも「ごめんスノボ」とか言って行かなかったね。何でか、と言ったら、オレは雪国の人間でもないし、大学にも通っているから、滑れる期間も限られているし。そこで集中していかないと大学4年生卒業までに1級取得が間に合わない。

大学1年生の時に決めたのね、「大学生の間に絶対1級を獲る」って。

そのときは社会人になると思っていたから。社会人になったら忙しくなるだろうし、級取得のために、そんな長い間滑ったりとかもできなくなる。

4年生の卒業までに取得すると決めたからこそ、決めた目標に対して、本当にお金と時間と距離をかけたよね。

 

・そもそも、スノボーを始めたきっかけは何だったの?

 

―初めてスノボーをやったときに、めちゃめちゃ上手に滑っている人を見て、かっこいいな、って思ったのがきっかけ。

 

・高校のとき?

 

―高校3年の卒業旅行で初めて滑ったんだけど、そのときだね。

「すげー。自分もなってやる」って思って。本当に単純なんだけどさ。

「絶対になる」って決めたとき、無理だとか、なれないとか途中で諦めたりする人が多い。でも、そうじゃなくて、「絶対にできる」っていう風に信じきって大学4年間、やり続けた結果、やっぱり取れたよね、1級を。

 

・すごいね、その目標達成意識。

 

―実は大学4年のとき、

2連覇をかけた東北トーナメント(ボクシング)がかぶっていたんだよね、スノボーの検定時期が。で、どうしようかってなったんだけどさ。

 

 

「二者択一、いや、どっちもでしょ」

 

 

・どういう決断をしたの?

 

―俺、ずっと新潟県のゲレンデにいたのね。

たしか3月かな、東北トーナメント(ボクシング)があって、その2日後が検定だったの。そのときは雪山でインストラクターとして働いていたから、そんなに休みも貰えなかった。大学4年生になっていて、卒業も近い、だから検定を受けられるチャンスも最初で最後の1回しかなかった。

 

・インストラクターって何の?

 

―スノボーのインストラクターしていたんだよね。それで、1回しかない試験に何としても受からないといけない。

もし落ちたら、最悪社会人になってから5月のゴールデンウィークにゲレンデに行って受ければいいかなとも思ったけど、そんな妥協も嫌だし、「絶対にこれで受かる」っていう思いでめちゃめちゃ練習した。

 

・ボクシングはやらなかったの?

 

―まったくやってない。

でも、部長から「お前、最後なんだからトーナメントに出ようよ。優勝して終わろうよ」って連絡が来た。でも、本当にスノボーの検定に受かりたかったから、「僕はこの検定合格に懸けているんで」っていう感じで最初は断りを入れたのよ。

ただ途中、で自問自答が生まれたのね。「いや待て小石、甘いぞ。ここで俺はスノボーの1級を取ろうとしているけど、何のリスクも負わずにここで検定だけを受けて、受かるなんて気持ちじゃダメだ。どんだけ自分に負荷をかけられるかチャレンジしてみないと。だって、こんなに負荷をかけられるのは大学だろ」って。

そのときは俺、社会人になると思っていたし、なったらなったらで、本当につまらない人間になると思っていたから。だったら、今できることを全てやろう。ボクシングをやって検定も受ける。50% 50%で力が分散してしまうのではなくて、両方100%でやればいいじゃんって話でまとまって。

 

・ボクシングの練習を開始した、

 

―いや、してない。イメージトレーニングだけ。

朝の8時30分から夜の8時30分までずっとゲレンデにいたから。

雪って歩きにくいから、歩いているだけで勝手に筋肉がつくんだよね。

あとは、レッスンをやっているときに体力つくし、シャドーボクシングぐらいかな、やっていたことといえば。

 

 

車中泊。そして揺るぎない決意

 

そんな感じで、「両方を100%でやる」って決めて、ボクシングトーナメントの前日に、その日のレッスンが終わってからすぐに試合会場のある仙台に向かったの、運転して。

 

・自分の運転?

 

―そう自分の運転。車中泊して、試合に出ようって。

 

・かなり追い込んでいるね。

 

―それだけじゃなくて、試合に出たとき、俺にはこの試合に負けられない理由があったの。

何かといったら、試合に負けたら運転しちゃいけない場合があるんだよね。

要はドクターストップがかかった場合は、安全面を考慮してその日帰れないんだよ。

脳震とうとか起こしていた場合は危険だから。

 

・そうなるよね、意識がもうろうとでもなったら危ないし。

 

―でも、ここで脳震とうとか、骨折をしてしまったら明後日に控えている検定どうするの?って話になるわけじゃん。「俺の大学4年間どうなるの?」って。この日のために大学のウィンターシーズンを全て費やして、4回のクリスマスとバレンタインを犠牲にしてきてやってきたのに。

この戦いで、向こうから食らうパンチによって、そういう積み重ねてきたものが壊されるというのが俺からしたら、あり得なかった。

 

・4年間の夢を待たずして終わっちゃうみたいな?

 

―そう。だから、それくらい強い、4年分の思いを持っている人間に、

「ワンツー、ワンツースリーフォー、フック、アッパー。よし、お前は勝てるぞ!うっす!あざす!」って感じで、コーチと二人三脚で練習通りにやっていれば勝てると思っている人間が勝てると思う?ってことなんだよね。背負っているものが違うから。

それに、俺もあのデビュー戦とは違って、ワンツーにフックとかできるようになっていた。

まあそれくらいだけど。基本的にアマチュアはワンツーできれば勝てるから。あとは気持ち次第で、ワンツーとかかなり当たるから。

 

・なるほどね、ボクシングってヘッドギア付けるの?

 

―つけない。

 

・つけないの?

 

―1番上のリーグでアマとプロの間のリーグだったから。

 

・結構なレベルなんだね。結果、優勝したんでしょ?

 

―うん。最後のこの大会に関しては申し訳ないけど、確か全てKOで勝った。

 

・何試合かを1日でこなしてくんだよね?全てKO?

 

―うん。最後の試合とか、確か1R開始した直後にラッシュかけて勝ったと思う。

モチベーション的には「よしっ、早く倒してゲレンデに戻ろう、検定が待っている」的な感じで。

1471102_676726362430118_6486939667776473067_n

・決勝前なのに(笑)

 

―負けられない理由があるから。”ここで勝って終わり”じゃなくて、”ここで勝って次がある”感じだから。要は次を見据えて考えられてないと、絶対に目標を達成できないようになっていて、受験でも「第一希望は受からないから第二希望」とか言う人いるじゃん?

 

・あー確かに。

 

―そこを目指すんじゃなくて、そこが通過点でその先があるからこそ大きなものに向かっていくわけで。

要はこの大きな目標(キャンパスライフ)があるから、ここの目標(受験合格)はmust、だから絶対に達成しなければいけない。

 

・確かに。大学受験合格をゴールにしてしまって、大学生活落ちぶれたやつ結構いたわ。

 

―そうそう。でしょ。ミスタージャパンも同じなんだよ。どうなりたいか、そもそもどこをゴールとして設定しているのかということなんだよね。

 

[小石恵一郎 自己概念とフィロソフィーの根幹 (中) 終わり]

 

 

【次回】

・自分の存在意義

・情熱に溢れ、ぶつけた熱い言葉の数々

・来たる3/1ミスタージャパン本大会に向けての意気込み

・雑誌プレジデントと小石の共通点とは

小石恵一郎ロングインタビュー最終章。

乞うご期待!

編集協力
スタイルフリー(公式Webパートナー)
出演
小石恵一郎
編成
細川智寛
撮影
ミスユニバース埼玉事務局
取材
細川智寛

埼玉大会ファイナリストを
イベントに呼びませんか?

企業のPR活動や宣伝販促活動をはじめ、各市町村・地域文化の活性化に貢献するべく、
ミス・ユニバース・ジャパン埼玉事務局では、ミス・ユニバース・ジャパン埼玉大会ファイナリストをキャスティング&ブッキングいたします。

ファッションショーやブライダルショー、テレビ・ラジオCM、ライブコンサートや学園祭・講演会など、様々なシーンで埼玉大会ファイナリストのキャスティングを行います。

ご相談・お見積りは無料。何でもお気軽にご相談ください。
ご予算・日程・目的などを確認させていただき、ご予算の範囲内で最適なキャストをご提案いたします。