「遺品整理」と言っても様々なケースがある
遺品整理の大変さは、実際に必要な場面に遭遇して初めてわかることも多く、そうなるまではなかなか実感が湧きにくいものですよね。故人の遺品をどうするかに関しては、一般的に揉める事例が多いのが実情です。
例えば、ずっと離れて暮らしていた家族の場合、生前に残してほしいものと処分するものの確認が全くできていなかったため、何から手をつけて良いのかわからず途方に暮れたり、価値のあるものをよくわからないまま捨ててしまったり、というのはよく聞く話。
また、長年一緒に住んでいたらスムーズに整理できるかと言えば、そうとも限りません。大切な家族が亡くなった事実そのものが精神的に辛く、遺品整理をするのがキツい場合もあります。他には、残された家族が高齢で、遺品の整理は体力的に困難であるケースも増えてきています。
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遺品整理の時に処分に困るもの
故人の遺品の中には、処分に困るものや価値がよくわからないものもあります。ここからは、代表的なものをいくつか挙げてみますね。
①寝具
遺品整理の際、大きくてかさばるものとして困る代表的なものが寝具。来客用の寝具は残して再利用する人も多いですが、それ以外は不用品として処分するケースが大半です。
②衣服
普段着の衣服も、不用品としてまとめて処分する人が多い品物です。ブランド物の洋服やドレス、礼服、着物であれば、リサイクルショップで売れる場合もあります。あるいは、同年代で体型の近い親戚などに、もらってくれるかどうかを確認してみるのも良いでしょう。
③書籍
故人が本好きの人だった場合、大量の書籍をどうするか困るというケースもよく耳にします。手元に残したいと思えるもの以外は、古本屋さんで買い取ってくれそうなものは買取を依頼して、売れなかったものは不用品として処分するのが現実的です。
④趣味のコレクション
故人の趣味で何らかのコレクションをしていた場合も、処分に困りますよね。故人にとっては大切な宝物であっても、家族にはその価値が全く理解できず、邪魔なだけのゴミだと感じてしまうのはやむを得ないことです。譲り受けたい人がいなければ、不用品として処分しましょう。
遺品整理をプロに依頼した場合の費用
遺品整理は、なるべくお金をかけずに、自分たちでしようと考える人も少なくありません。プロの業者に頼むと高そうだと思っている方も多いかもしれませんね。
でも、全てを自分でするか、全部業者に丸投げするかの二択ではなく、部分的に時間のかかるところだけを業者へ依頼するという選択肢もあるので、意外とリーズナブルにできるものですよ。
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遺品整理業者に依頼した場合
遺品整理業者に依頼した場合の費用相場は、20万円~50万円です。不用品回収業者と比較すると、必要なものと不用品との分別、消臭作業、簡易な清掃などサービスの範囲は広いですが、費用は高くなる傾向がみられます。
遺品整理の費用の特徴として、作業する部屋の広さと荷物の量に比例して、料金が高くなっていくのが一般的です。部屋が広くて荷物が多いと作業時間が増えるので、必要なスタッフの数も多くなり、その分だけ料金が上がります。
故人の住居が賃貸物件で、短期間で明け渡さなければならないといった事情があれば、業者に全て任せた方が楽でスムーズです。ただし、作業料金はそれなりにかかることは覚悟しなければなりませんね。
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不用品回収業者に依頼した場合
不用品回収業者に依頼した場合の費用相場は、1K、1Rの部屋であれば50,000円~が目安です。
特殊清掃が必要な環境ではなく、故人の遺品を売却する価値があるものなのかどうか見極めをしてほしい人や、少しでも費用を抑えて故人が所有していた不用品を処分したい人は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
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また、不用品回収業者の中にも、遺品整理サービスを積極的に取り扱っている業者が増えてきています。しかし、遺品整理サービスを行っていないも業者もいるので、それぞれの業者のサービス内容や特徴をよく確認して依頼するようにしてくださいね。
まとめ
遺品整理を業者に依頼する際には、安心して依頼できる誠実な業者に依頼したいですよね。
大切な人の遺品整理は、単に形ある物を片付けるだけではなく、残された家族の心も一緒に丁寧に整理するという面もあります。
ただコストがかかるので、コストを抑えたい方は不用品回収業者を利用しましょう。
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